この記事でわかること(バリ島ハネムーン8日間のリアル)
「新婚旅行、どこにしよう」。この問いの前で、私たちは思いのほか長く立ち止まりました。海がきれいな場所はたくさんある。でも、ただ写真映えするだけの旅では、たぶん心に残らない。そう思っていたからです。
結論から言うと、私たちが選んだのはバリ島でした。8日間かけて、サヌール・クタ・ジンバラン・ウルワツという、まったく性格の違う4つのエリアを回りました。静かな朝の海、賑やかなビーチ、人生で一番大きなロブスター、崖の上の寺院。ひとつの島なのに、毎日ちがう顔に出会えたんです。
この記事では、その8日間を「エリアごとの過ごし方」に沿って正直にお話しします。これから新婚旅行を考えている方が、「自分たちはどのバリで過ごしたいか」をイメージできるように書きました。
なぜ8日間を「4エリア」に分けたのか
バリ島は、1か所にこもってリゾートを満喫するのも、もちろん贅沢です。でも私たちは8日間という少し余裕のある日程だったので、「島の違う表情をいくつも見たい」と思いました。
結果的に、サヌールで静けさを、クタで賑わいを、ジンバランでごちそうを、ウルワツで絶景を、というふうに、1エリア=1テーマで過ごすことにしました。これが想像以上に良くて、毎回「今日はどんな一日になるんだろう」というわくわくが続いたんです。移動の手間はありますが、8日間あれば十分におさまります。
サヌール:静かな朝と、満ちてくる海

サヌールの朝は、驚くほど静かでした。クタのような喧騒がなく、海沿いをゆっくり歩く地元の人と、朝日を待つ数人の旅行者がいるだけ。新婚旅行の初日を、この落ち着いた空気から始められたのは正解だったと思います。
いちばん心に残っているのが、ジーニアス・カフェ・サヌール(Genius Cafe Sanur)です。朝にここへ行って朝ごはんを食べ、そのまま食休みをしながら海をぼんやり眺める。急ぐ予定もない。やがて潮が満ちてくると、好きなタイミングで海に入って泳ぐ。この「何もしないけど満たされている」時間が、本当に気持ちよかったんです。
新婚旅行というと、つい予定を詰め込みたくなります。でもサヌールで学んだのは、「ふたりで同じ海をただ眺める時間」こそが、いちばん贅沢だということでした。
Shiro’s Tip
サヌールは潮の満ち引きで海の表情が大きく変わります。泳ぎたいなら、満潮の時間帯をざっくり調べてから朝食の時間を決めると、食後にそのまま入れて効率的です。日差しが強いので、カフェでのんびりする時も日陰の席を選ぶのがおすすめです。
旅の準備:eSIM&空港送迎
バリは移動も食事もGoogle マップと配車アプリが頼りになります。eSIMを日本で用意しておくと、デンパサール空港に着いた瞬間からネットが使えて安心。空港からサヌールまでの送迎もKlookで事前手配できます。
クタ:海の家のような賑わいを散策

サヌールの静けさに浸ったあと、クタのビーチ周りを歩くと、まるで別の島に来たようでした。海沿いには、日本の「海の家」を思わせるお店がずらりと並び、音楽と人の声でとても賑やか。サーフボードを抱えた人、冷たい飲み物を売る屋台、夕日を待つ人たち。エネルギーがあふれていました。
静かな場所が好きな私でも、この賑わいは楽しかったです。新婚旅行は「ふたりの静かな時間」も大事ですが、こういう人の熱気に混ざって歩くのも、旅の記憶として鮮やかに残ります。サヌールとクタ、正反対の2つを続けて体験できるのが、バリ島のおもしろさだと思います。
Shiro’s Tip
クタのビーチ周りは人も多く、夕方は特に賑わいます。貴重品は最小限にして、サンダルで気軽に歩くのが正解。静けさを求めるサヌールとは真逆の雰囲気なので、「賑やかさを楽しむ日」と割り切って訪れると、ギャップがむしろ心地よく感じられます。
ジンバラン:人生でいちばん大きなロブスター

ジンバランは、ひとことで言えば「ごちそうのエリア」でした。そしてこの旅で忘れられない食事に出会ったのが、HATIKU Jimbaranです。
出てきたロブスターの大きさに、まず声が出ました。あんなに大きなロブスターを食べたのは、生まれて初めてです。海の音を聞きながら、肉厚な身にかぶりつく——それだけで、もう特別感が満載でした。味はもちろん、「波の音」「夜風」「向かいに座る相手」という全部がひとつになって、料理が記憶に変わっていく感覚。新婚旅行のディナーとして、これ以上ないひと皿でした。
世界をいろいろ歩いてきて思うのは、おいしさは味だけで決まらないということ。誰と、どこで、どんな音を聞きながら食べたか。ジンバランの夜は、その全部が完璧にそろっていました。
Shiro’s Tip
ジンバランのシーフードは夕暮れ時が主役。日没の時間に合わせて席を予約しておくと、空がオレンジから藍色に変わる中で食事ができます。ロブスターは想像以上に大きいことがあるので、ふたりで1尾をシェアするくらいでちょうどいいかもしれません。
ジンバランの夜を予約する
ジンバランのシーフードディナーや、サンセットに合わせた送迎付きプランはKlookから事前予約しておくと当日の移動がスムーズです。人気の時間帯は早めに埋まるので、日本にいるうちに押さえておくと安心でした。
ウルワツ:崖の上の寺院と、水平線のパノラマ

8日間のなかで、「ここは行くためだけに来る価値がある」と断言できたのがウルワツ寺院でした。崖の上にぽつんと立つ寺院と、そこから見える水平線まで続く海のパノラマ。あまりに美しくて、しばらく言葉が出ませんでした。写真では伝えきれない、スケールの大きさがあります。
ただ、ひとつだけ正直に言うと、意外と歩きます。そして日差しがとても強い。私たちも歩いているうちに汗だくになり、「水を持ってきてよかった」と心から思いました。これから行く方は、飲み物を必ず持参することをおすすめします。帽子やサングラスもあると、景色を落ち着いて楽しめます。
崖の上で風を受けながら水平線を眺めた時間は、新婚旅行のクライマックスにふさわしいものでした。賑やかさでも、ごちそうでもない。ただ圧倒的な自然の前に、ふたりで立つ。その静かな感動が、今でも心に残っています。
Shiro’s Tip
ウルワツ寺院は想像以上に歩くうえ、日陰が少ないので、水分・帽子・日焼け止めは必須です。夕方に訪れると、海に沈む夕日とセットで絶景を楽しめます。歩きやすい靴で行くと、崖沿いの散策路もゆっくり回れます。
ウルワツを訪れるなら
ウルワツ寺院と、夕暮れのケチャダンス鑑賞をセットにした送迎付きツアーはKlookで予約できます。自力の移動が難しいエリアなので、送迎込みのプランにすると、絶景に集中できて快適でした。
8日間の過ごし方とエリアの選び方
私たちの8日間は、ざっくり次のような流れでした。前半を静かなサヌール、中盤でクタの賑わいとジンバランのごちそう、後半をウルワツの絶景で締める。この「静→動→絶景」の流れが、気持ちの起伏と合っていて心地よかったです。
| エリア | 雰囲気 | こんな過ごし方が合う |
|---|---|---|
| サヌール | 静か・落ち着いた海辺 | のんびり朝食、ゆっくり泳ぐ |
| クタ | 賑やか・活気 | ビーチ散策、街歩き |
| ジンバラン | 上質・ごちそう | サンセットのシーフードディナー |
| ウルワツ | 絶景・自然 | 崖上の寺院と海のパノラマ |
もし日程がもっと短いなら、「静けさのサヌール」と「絶景のウルワツ」の2つに絞っても満足度は高いと思います。8日間あるなら、ここに「ごちそうのジンバラン」を足すのが私のいちばんのおすすめです。
私たちが泊まったバリ島のホテル
8日間でエリアを移動したので、泊まったホテルもそれぞれ性格が違いました。実際に滞在した4軒を、エリアごとに紹介します。旅程に合わせて選ぶ参考になればうれしいです。
① タクス サヌール ホテル(サヌールエリア)
静かなサヌールの雰囲気にぴったりの、落ち着いたホテルでした。喧騒から離れてゆっくりしたい新婚旅行の前半に、まさにうってつけ。朝、海沿いまで散歩して、カフェで朝食をとるという過ごし方がよく似合う立地でした。
- 住所: Jl. Sudamala No.26, Sanur Kauh, Denpasar Selatan, Kota Denpasar, Bali 80228
② クタ パラディソ ホテル(クタエリア)
賑やかなクタのビーチ周りを歩くのに便利な立地でした。散策して疲れたらすぐ戻って休める距離感が心地よく、活気あるエリアを楽しみたい日の拠点にぴったり。サヌールの静けさとは対照的な、エネルギッシュな滞在になりました。
- 住所: Jl. Kartika Plaza, Kuta, Kec. Kuta, Kabupaten Badung, Bali 80361
③ AYANA Resort Bali(ジンバランエリア)
ジンバランの「ごちそうの夜」にふさわしい、上質なリゾートでした。新婚旅行で少し贅沢をしたい日に選びたい一軒。サンセットのシーフードディナーと合わせると、この日だけ特別なランクに格上げされたような、満ち足りた時間を過ごせました。
- 住所: Jl. Karang Mas Sejahtera, Jimbaran, Kec. Kuta Sel., Kabupaten Badung, Bali 80364
④ Kula Uluwatu(ウルワツエリア)
絶景のウルワツを拠点にするなら、このあたりに泊まると移動が楽でした。私たちはデラックス・ダブルルームに滞在。崖と海のパノラマを堪能する日の宿として、自然に近い静かな環境が心地よく、旅の締めくくりにふさわしい滞在になりました。
- 住所: Jl. Batu Kandik, Pecatu, Kec. Kuta Sel., Kabupaten Badung, Bali 80361
日本からバリ島への行き方と準備
バリ島(デンパサール/ングラ・ライ国際空港)へは、日本から直行便のほか、乗り継ぎ便も多く出ています。航空券は時期によって価格が大きく変わるので、まずはSkyscannerで日程をずらしながら比較するのがおすすめです。新婚旅行は出発日をある程度動かせることが多いので、少しずらすだけで予算がぐっと抑えられることもあります。
入国には、パスポートの残存有効期間(インドネシアは入国時に6か月以上が目安)と、観光目的の到着ビザ(VOA)または事前のe-VOAが必要になることが一般的です。制度や料金は変わることがあるので、出発前に必ず在日インドネシア大使館や公式サイトで最新情報を確認してください。慌てないためにも、準備はパッキングと同じくらい早めに始めるのがおすすめです。
準備として、特にやっておいてよかったのがeSIMです。バリは配車アプリやGoogle マップが移動の生命線なので、着いた瞬間からネットが使える状態にしておくと、本当に楽でした。そして今回いちばん伝えたい実用情報が、水分と日差し対策。ウルワツのように歩くうえ日陰が少ない場所もあるので、飲み物・帽子・日焼け止めは必ず持っていってください。
バリ島ハネムーンのよくある質問
最後に、私たちが出発前にいちばん知りたかったことを、実際に行ってみた立場からまとめておきます。
新婚旅行は何泊くらいがちょうどいい?
私たちは8日間で4エリアを回りましたが、移動を詰め込みすぎず、どのエリアでもゆっくりできました。もし休みが取りにくいなら、5〜6泊で「静けさのサヌール」と「絶景のウルワツ」の2拠点に絞っても十分に満足できると思います。逆に8日間あるなら、あいだに「ごちそうのジンバラン」を足すのが私のいちばんのおすすめです。
英語が話せなくても大丈夫?
観光エリアやホテル、レストランでは英語が通じる場面が多く、私たちも難しい会話はほとんどありませんでした。配車アプリやGoogle 翻訳を併用すれば、言葉の心配で行き先を諦める必要はないと感じます。
予算はどれくらいみておけばいい?
正直なところ、ホテルのランクとエリア次第で大きく変わります。私たちはサヌールやクタで落ち着いた価格帯の宿に泊まり、ジンバランの夜だけ少し贅沢をする、というメリハリをつけました。全部を高級リゾートにしなくても、新婚旅行らしい特別感はつくれます。航空券は時期で大きく動くので、Skyscannerで複数日程を比べて決めるのが結局いちばんお得でした。
エリア間の移動はどうした?
エリア移動は配車アプリや送迎を使いました。自力でのエリアまたぎは土地勘がないと少し大変なので、特にウルワツのように公共交通が弱い場所は、送迎付きのプランにすると景色に集中できて快適でした。移動の手配を先に済ませておくと、当日の時間をまるごと「過ごすこと」に使えます。
まとめ:迷っているなら、行ってほしい
サヌールの静かな朝、クタの賑わい、ジンバランの大きなロブスター、ウルワツの崖の上のパノラマ。たった8日間で、これだけ違う感情を味わえる場所は、そう多くありません。新婚旅行という特別な時間に、バリ島を選んでよかったと、心から思っています。
行く前は、私たちもたくさん迷いました。でも、迷っているなら行ってほしい。きっと、ふたりだけの忘れられない景色に出会えます。この記事が、その最初の一歩を押す小さなきっかけになれば、これほどうれしいことはありません。

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